壬生町立壬生北小学校三年　森田　凛

　ぼくは野きゅうがすきです。あこがれのせん手はシアトルマリナーズのイチローせん手です。イチローせん手はバットやグローブを自分でみがいて大切にしています。それと同じように歯もだいじにしているそうです。ぼくは毎日三回歯みがきをしているけど、イチローせん手は、朝、朝のれんしゅうの後、昼、夜のトレーニングの後、ねる前と一日五回も歯みがきをしていると聞きました。なぜ一日になんども歯みがきをしているのかというと、ボールをとおくにとばす時におく歯をぐいっとくいしばったほうが力が入ってボールがとおくにとびます。ボールをなげる時も、歯をくいしばったほうがはやくとおくにボールをなげることができます。イチローせん手のバッティングやしゅびやレーザービームは毎日のトレーニングだけではなく、イチローせん手のじょうぶな歯にもひみつがあるのだと思いました。
　ぼくはこの話を聞いてからますます歯をだいじにしようと思い、ていねいに歯みがきをしたり定き検しんにも行ったりしています。
　ぼくは小さいころ、はんたいこうごうという歯ならびだったので、正しいいちに大人の歯が生えてくるように夜ねている時ずっとマウスピースをしていました。なれるまでは時間がかかり、ねている時口からマウスピースが出てしまい、お母さんにむりやり口の中にマウスピースを入れられたのを今でもおぼえています。大きなふたつの前歯が正しいいちに生えてきて、先生が
「よくがんばったね。」
と言ってくれた時、とてもうれしかったです。でも、ぼくの歯のしんぱいはこれでおわりではありませんでした。ぼくの大きゅう歯がなかなか生えてこないので、歯いしゃの先生はしんぱいしていました。マウスピースは自分でがんばることができたけど、歯が生えてこないのはぼくにはどうにもできないと思いました。だから毎日歯みがきの後に、かがみの前で口の中をのぞきました。
　二年生になったころ、おく歯のあたりがかゆくなり虫歯かなと思いました。びょういんに行った時先生に聞いてみると、
「もうすぐ大きゅう歯が生えてくるよ。」
と言われました。今ではりっぱな大きな歯が生えています。
　今のところぼくには虫歯がありません。イチローせん手のように毎日歯みがき五回はむずかしいけれど、朝、昼、夜の三回はていねいに歯みがきをして虫歯ゼロをつづけていきたいです。そしてバット、グローブ、歯をみがいてイチローせん手のような大リーガーになりたいです。

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