「はみがき百てん」

壬生町立壬生小学校二年 高らい ゆい

 わたしは、今、まえばがおとなのはに生えかわっているところです。おとなのはがはえてくるのは、とてもうれしいことです。上のはがぬけると、のき下にはをなげます。下のはがぬけると、やねにむかってはをなげます。「おにのはより、さきに生えろ。」と言ってなげると、げん気なはが生えてくるそうです。
 わたしは、むしばがありません。どうしてないのか、おかあさんにきいてみました。「おとうさんとおかあさんが、赤ちゃんのときから小さなはをガーゼでふいたり、しあげみがきをしたからだよ。」とおしえてくれました。おとうさんと、おかあさんはむしばになって大へんだったそうです。おかあさんは、わたしやおとうとが生まれたあとに、むしばになって赤ちゃんをつれてはいしゃさんにいったそうです。 おとうさんは、今はいしゃさんにかよっています。はがいたいときには、「ごはんがたべにくい、おいしくないなぁ。」と言っていました。ごはんがおいしくないなんていやだな、とおもいます。いたいのもいやだし、むしばにはなりたくないとおもいます。わたしがむしばにならないように、おとうさんとおかあさんは、わたしのはのお手入れをしてくれたようです。
 わたしのいえでは、はみがきをするときに、おとうさんとおかあさんが、てんすうをつけてくれます。「ゆいは、五十てん。正どうは六十てん。」と言われると、すぐに百てんになりたくていそいでみがいてしまいますが、ていねいにみがかないと、てんすうは下がってしまいます。百てんになったら、はみがきがおわりになります。 おとうとは、わたしがさきに百てんになると、ないてしまいます。わたしは、はみがききょうそうが大すきです。だんだんてんすうが上がっていくところが、たのしいからです。おくのはをみがくと、てんすうがぐんとあがります。まえばはこまかくみがきます。あたらしく生えてきたはは、ひっこんでいるので、気をつけてみがかなくてはいけません。
 これからも、まいかい百てんをめざして、げん気でつよいはのままでいたいとおもいます。そして、おとうさんとおかあさんが、大せつにお手入れをしてくれたはを、ずっとまもっていきたいです。

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