「親子三代むし歯0」

那須塩原市立三島小学校四年 福田こころ

 私のおじいちゃんとおばあちゃんはよく歯医者さんに行きます。でも、むし歯は一本もありません。むし歯が無くても歯医者さんに行きます。それは、八十才までに自分の歯を二十本残そうとがんばっているからです。おじいちゃんは今年七十三才、おばあちゃんは六十九才、もう少しで目標たっせいです。今のところ入れ歯にもなっていません。私はどうしてこんなに歯を大切にしているかおばあちゃんに聞いてみました。するとおばあちゃんは、「歯を大切にしておけば、おいしい物が食べられるでしょ。そうしたらいつまでも元気でいられてこころちゃんが大きくなる姿がいつまでも見られるからよ。」と言ってくれました。私は、なんだか、はずかしかったのですが、おばあちゃんにそう言ってもらえてとてもうれしかったです。でも、おじいちゃんが気を付けなければならない事もあると話してくれました。「むし歯が無くても、歯ぐきがダメになって歯がぬけてしまう事もあるんだ。だから歯医者さんに行くんだよ。」それは、「歯そうのうろう」という病気だとも教えてくれました。私がおじいちゃんの家にとまりにいくとおじいちゃんは歯ブラシの使い方を私に教えてくれます。「歯は力を入れてみがいては歯がけずれてしまうんだよ。やさしくやさしく。こころの頭をいい子、いい子する感じでみがくんだ。一本の歯を二十回ずつ、その後は歯ぐきに歯ブラシをあててまたやさしくマッサージするんだよ。」おじいちゃんは私の歯をみがいてくれました。こんなに気持ちいい歯みがきは初めてでした。この歯みがきの方ほうは、おじいちゃんとおばあちゃんが通っている歯医者さんの歯科えい生士さんがしてくれるそうです。おじいちゃんと、おばあちゃんは一ヶ月に一回歯医者さんで歯の点検とクリーニングをしてもらっています。
 歯のけんこうは体のけんこうにもつながっているんだなぁと私は思いました。おじいちゃん、おばあちゃんが元気だと、私達もうれしいし、安心です。おじいちゃん、おばあちゃんが白い歯でニコニコ笑っている笑顔はとびきりステキです。
 私のお母さんも見習って歯のクリーニングに行くようになりました。お母さんも歯がピカピカ、むし歯なしです。おじいちゃんとおばあちゃんは私達の良いお手本です。私も歯を大切にするために夜毎日、仕上げみがきをお父さんとお母さんにしてもらいます。そのおかげでむし歯0ゼロです。むし歯が無いってとてもうれしいです。これからも、家族みんなで歯を大切にして、おいしい物をいっぱい食べて、元気でけんこうな体にして行きたいです。おじいちゃん、おばあちゃん、歯の大切さを教えてくれてありがとう。

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