「母のおかげで」

那須町立那須中学校三年 相馬 朱里

 私は今まで、一度もむし歯になったことはありません。それは私の母のおかげだと思います。母は小さいときから私にいろんなマナーを教えてくれました。お箸の持ち方・鉛筆の持ち方など多くのことを教えてくれました。その中で、歯の磨き方も教えてくれました。小さいときは自分で歯磨きが出来なかったので、母が毎日毎日優しく歯を磨いてくれました。小学校に入り、自分で歯を磨かなければならなくなったときに「鉛筆の持ち方で優しく歯を磨くんだよ。」と教えてくれました。私は母が教えてくれた歯の磨き方のおかげで、今まで一度もむし歯になっていません。半年に一度歯の定期検診に行っても「朱里さんは歯の磨き方が上手だね。」と毎回言われます。私はこの言葉を聞く度にいつも嬉しくなります。このようにしてくれたのも母が丁寧に歯磨きの仕方を教えてくれたからだと思います。だから、母に感謝してこれからも毎日きちんと歯を磨いていこうと思います。 
 中学校に入り、「歯と口の健康指導」という授業で歯周病やむし歯について詳しく学びました。私はその授業で歯周病の恐ろしさを知りました。歯周病は細菌に感染されることにより起こる病気で、歯と歯の間や歯と歯茎の間にたまる『プラーク』というものが原因で歯周病になります。しかも、心筋梗塞・脳梗塞などといった命に関わる大きな病気にも影響すると言われていることを知りました。更に、その歯周病は日本人の多くの人がなっていると知り、とても驚きました。私は歯に自信がありますが、「私も歯周病になっているのではないか。」と、とても不安になりました。その授業の中で八十歳のおじいさんが、二十本以上歯が残っている映像を見ました。そのおじいさんは毎日毎日丁寧に歯を磨いていて、私は「歯磨きで歯周病が予防出来るんだ。」と思い、今までより一層丁寧に歯を磨くようになりました。 
 今、私がこうしてむし歯や歯周病にならないでいられるのは、母や学校がしっかりと歯を磨くことを教えてくれたからだと思います。授業に出て来たおじいさんのように私は八十歳まで二十本以上歯を残したいと思いました。そのために、今後も母の教え通りしっかりと歯を磨いていきます。そして、大人になっても健康を保ち続け、心身共に充実した生活が出来ることを望みます。

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