上三川町立上三川小学校二年　熊谷 小羽音

　「わたしのはは、おばあちゃんになっても生えているのかなあ。」
　わたしがそう思ったのは、おじいちゃんから、ひいおじいちゃんのおはなしをきいたからです。ひいおじいちゃんは、百さいまで、自分のはがたくさんあって、よくかんでなんでもしっかりたべていたそうです。そして、はも大切にしていて、時間をかけてしっかりとはをみがいていたらしいです。わたしは、おとしよりになると、みんな入ればになると思っていたので、ひいおじいちゃんはすごいなあと思いました。
　わたしは今、まえばが二本ともありません。まい日、かがみを見るたびに、早く生えてこないかなあと思います。わらったり、おはなしをしたりするときも、ちょっとはずかしいからです。
　でも、早く生えてきてほしい気もちと、もう一つべつの気もちもあります。それは、つぎに生えてくるはは、えいきゅうしといってにゅうしよりもずっとずっとながくつかうはだから、ながい間大切にできるかどうか、とても心ぱいなのです。
　どうぶつのなかには、なんどもはが生えかわるどうぶつもいると本で読んだことがあります。ぞうやサメなどがそうです。でも、人げんのはは、一どしか生えかわりません。わたしは、まい日はみがきをしますが、よるねむいときには、少し早めにはみがきをおわりにしてしまうことがあります。きっと、こんなことをしていたら、すぐにむしばになってしまうと思いました。
　わたしは、きちんとしたはのみがきかたを、はいしゃさんでおしえてもらうことにしました。一本一本ていねいにみがくやりかたです。このみがきかたをすると、やっぱり時間はかかるけど、とってもていねいにみがくことができて、はがピカピカになります。きっと、ひいおじいちゃんもこのみがきかたでまい日みがいていたのだと思います。
　わたしは、ひいおじいちゃんのように、百さいまでつかえるじょうぶなはを、ずっともっていたいです。だから、ひいおじいちゃんを見ならって、まい日ていねいにはみがきをします。一本一本しっかりみがいて、はを大切にしていきます。だから、おねがいです。
「まえばさん、大切にするから、早く生えてきてください。」

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