わたしの大切なは

下野市立国分寺小学校三年 垣内 愛生

 わたしは、おばあちゃんといっしょにごはんを食べるのが大すきです。おいしいし、心が温かい気もちになるからです。おばあちゃんは、ごはんをおいしく食べるわたしを見ながら、いつもしあわせそうにわらっています。わたしがニコニコとえがおでたくさん食べているのを見ると、なんだかうれしくなるからだそうです。それから、おばあちゃんは、
「めいちゃんは、はがじょうぶでいいね。」
とよく言います。わたしには、おばあちゃんのはも、きれいでじょうぶに見えるけれど、おばあちゃんのはは、「入れば」という作り物のはで、自分のははむしばでほとんどなくなってしまったと言っていました。入ればは、じょうぶに作られているけれど、グラグラして物が食べにくかったり、なんだか食べ物の味がかわってしまった気がして、おいしく食べられなかったりするそうです。わたしはおばあちゃんがかわいそうだと思いました。
 実は、わたしもむしばになったことがあります。はみがきがあまりすきではないので、しっかりみがいてこなかったからだと思います。むしばになっていたくて食べ物がかめなくなってしまいました。とてもショックだったけれど、それよりも、おばあちゃんやお母さんの方がわたしのむしばをかなしんでいるように見えました。お母さんは、いつもしあげみがきをしてくれます。わたしのえがおが大すきだから、わらった時に見えるはも、きれいであってほしいと言っていました。はいしゃさんに行って、きれいにむしばをなおしてもらいました。むしばのちりょうはいたかったので、その時にわたしは、
「これからは、ちゃんとはをみがこう。」
と思いました。
 わたしのはは、今、大人のはにはえかわっている大切な時だそうです。はがぬけているところや、小さいはや大きいはがまじっていてみがきにくいけれど、しっかりとみがくようにしました。お母さんも、
「もうむしばにならないように、はを大切にまもっていこうね。」
と言って、今までよりも、時間をかけてしあげみがきをしてくれます。
 おばあちゃんは、はがなくなってから、はの大切さに気づいたと言っていました。わたしは、おばあちゃんに教えてもらってはの大切さが分かったので、大人になっても、いつまでも自分のはでおいしく食べることができるように、自分のはをまもっていきたいと思います。そのために、はみがきをがんばっていきます。わたしのはは、わたしだけではなく、家族もえがおにしてくれるからです。

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