佐野市立栃本小学校三年 岡田 嘉那
わたしが六さいのとき、はじめて子どものはがぬけました。はがぐらぐらしはじめたとき、ぬけるときはいたいのかな、と思ってしんぱいだったけれど、いたくなかったのであんしんしました。ぬけたはは、どうするのかなと思ってお父さんに聞くと、
「下のはがぬけたから、今ど生えてくる大人のはが、上に元気にのびていくように、屋ねの上になげるんだよ。」
と教えてくれました。
フィリピンでそだったお母さんに、
「フィリピンでは、ぬけたははどうするの。」
と聞いたら、
「まくらの下に入れてねるんだよ。」
と教えてくれました。国によってぬけたはをどうするかがちがって、おもしろいなと思いました。そして、どの国でもぬけたはを大切にしていることが分かりました。
わたしははがぬけたとき、少し大人になったような気がしてうれしかったです。お父さんもお母さんも、とてもよろこんでくれました。ぬけたはは、お母さんといっしょに屋ねになげました。わたしのせい長をよろこんでくれるお父さんやお母さんを見て、わたしは心が温かくなりました。
はじめてはがぬけたときのけいけんを通して、はを大切にすることは自分を大切にすることと同じことなのかなと思うようになりました。どんなときもいつもわたしといっしょにいるは。わたしは毎日食じの後、ていねいにはをみがくようにしています。これからはえいようのある食べ物を食べたり、食べ物をよくかんで食べたりして、いつまでも元気な強いはを作りたいです。
わたしは今は七本はがぬけています。ぬけた子どものはに「ありがとう。」と言いたいです。これからもはを、そして自分を大切にしたいです。