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キシリトールについて「キシリトール」Q&Aキシリトール製品の選び方


オレは、むし歯きんのむし歯大王だー!
むしば大王は、ごはんやケーキなどのたべかすをたべて、くちのなかにすみついています。
たべかすが、いっぱいあると、ミュータンスきんという、家来(けらい)が、たくさんふえていきます。
むし歯きんは、みんなの歯をどんどん、むし歯にしていきます。
ぼく、キシリトールのようせいキラピー。
おさとうに、にている、しろい、キシリトールで、むし歯きんを、たいじするぞ。
おさとうとまちがえて、キシリトールをたべた、 むし歯きんは、おなかを、こわしてしまいました。
キシリトールは、みんなの歯をまもってくれるんだ。 でも、歯みがきもわすれずにね。

おしまい。

なぜ、キシリトールは他の甘味料と違って「歯によい」といわれるのですか?

キシリトール以外の糖アルコールもむし歯を作らない「歯によい」甘味料ですが、キシリトールはむし歯を作らないだけでなくむし歯の発生を少なくするからです。キシリトールをガムやタブレットの形で食べていた人たちは、食べていなかった人たちと比較して、むし歯の発生が少ないことが証明されているのです。ただし、成分に砂糖や発酵性の炭水化物が入っていると効果は期待できません。また、シュガーレス表示のある製品に限られます。

キシリトールは食品添加物とされていますが、人工甘味料なのですか?

キシリトールは人の体の中でも作られる物質で、いちごなどのベリー類やブロッコリーなどの野菜にも含まれています。この点からすると、キシリトールは天然の甘味料です。しかし、野菜などに含まれている量はとても少ないので、ガムやタブレットの甘味料として用いるときには、白樺や樫の木に含まれているキシランヘミセルロースを加水分解して、キシリロースを作り、さらに水素分解してキシリトールを作ります。キシリトールは自然界に存在する甘味料ですが、菓子類などに含まれているものは、天然の素材に手を加えて作った甘味料といえます。

キシリトールの効果は、摂取後どのくらいから現れるのですか?

1日3回100%キシリトールガムを摂取してプラークが減るのは1~2週間です。さらに3ヶ月間摂取すると、むし歯になり難い状態になります。その後3ヶ月くらい摂取をやめても効果は持続するようです。ただし、キシリトールを使ったむし歯予防法は追加型と呼ばれ、現状のむし歯予防法(歯ブラシ、フッ化物、正しい食生活、歯科定期検診など)に取って代わるものではないことを、理解しておいて下さい。

キシリトール100%の食品以外は、その効果が得られないのでしょうか?

むし歯予防に効果のあるキシリトール製品は、シュガーレス表示があるガムかタブレットだけです。他の製品では、効果が証明されていません。
キシリトールの割合が大きければ、それだけ効果がありますが、現状では50%以上含まれていることをお勧めします。

小児や妊婦、高齢者でも、キシリトールを摂取しても大丈夫ですか?

食品添加物であるキシリトールは、常識的な摂取量であれば何ら問題ないでしょう。ただし、キシリトールだけを摂取するわけではなく、ガムやタブレットに含まれる甘味料として摂取するので、その形状や摂取方法が適しているか、歯科衛生士または歯科医師に相談して下さい。なお、乳児の母親がキシリトールを摂取することはミュータンス菌の母子感染を防ぐよい方法です。

歯磨剤や洗口剤にキシリトールが含まれている商品がありますが、積極的に取り入れた方がよいのですか?

歯磨剤は、まずフッ素が入っていることを確認して下さい。その上にキシリトールが入っていれば、より望ましいと思います。ただし、歯磨きの後には歯磨剤が口に残せるよう、泡立ちが少ないく味がきつくないものが良いと思います。

キシリトール製品を選ぶ目安は?

食品(ガム・錠菓)として・・・

ポイント1 虫歯予防効果を期待する場合、唾液を分泌させる効果の高いガム・錠菓としての摂取がもっとも効果的です。
ポイント2 摂取の仕方によっては、虫歯予防効果が発揮されない場合があります。

フィンランド歯科医師会が定める歯科医師会推奨キシリトール製品の条件

日本フィンランドむし歯予防研究会も、この基準に合致した製品の使用をお勧めします。

  1. キシリトールは、その製品に使用されている甘味料の50%以上ふくまれていること。加えて、その製品の総重量のほとんどがキシリトールで占められていること。
    例えばガムの場合、甘味料以外の成分(アラビアガム・ガムベースなど)を全て合わせた重さより、キシリトール重量が多いことが目安です。
  2. キシリトール以外の甘味料は、ソルビトール・マルチトール・マンニトールのような低酸産性のものを使用していること。
    ショ糖(砂糖)が含まれている製品は、キシリトールの効果は発揮されません。ただし、そのような製品は日本にはほとんどありません。
  3. その製品は、酸蝕症発生の危険があるクエン酸のような酸を含んではならない。
    柑橘類などの香料が多量に含まれる場合、酸を産生する可能性があります。
  4. その製品は、隣接面pH電極を用いた口腔内での酸産生試験を行い、非酸産生を確認すること。
    材料としてではなく、製品として酸を作らないことが重要です。

国内で販売されているキシリトール使用ガム・錠菓

購入時には成分表示を確認するようにしましょう。

メーカー名 製品名 キシリトール配合比
アダムス キシリマックス
リカルデント(粒ガム)
リカルデント(板ガム)
リカルデント キッズ
(16%)
(50%)
(50%)
(50%)
江崎グリコ キシレッツ
キシリフレッシュ(粒ガム)
キシリフレッシュFOR KIDS
(55%)
(100%)
(100%
オーラルケア 100%キシリトールガム (100%)
カネボウ 歯みがきガム (5%)
ブルボン アイスミント コミュニケース (60%)
明治製菓 キシリッシュ(粒ガム)
キシリッシュ(板ガム)
(50%)
(50%)
ロッテ キシリトールガム(粒ガム)
キシリトールガム(板ガム)
キシリトール ハローキッズガム
キシリトール100ガム
キシリトールタブレット
(55%)
(60%)
(100%)
(100%)
(90%)

同じキシリトール使用製品でも、使用量や目的によって表示の仕方が変わります

例:

  1. 原材料:甘味料(キシリトール)、ガムベース、増粘剤(アラビアガム)、香料、リン酸-水素カルシウム、光沢剤、デキストラナーゼ(風味)、ビタミンP
  2. 原材料名:マルチトール、甘味料(キシリトール)、ガムベース、還元水飴、アラビアガム、香料、CPP-ACP(乳たんぱく分解物)、マンニトール、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、植物ワックス、レシチン

1は一番多く使用されている成分が「キシリトール」です。
2は一番多く使用されている成分が「マルチトール」です。

資料提供:日本フィンランドむし歯予防研究会

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